収穫は 2月23日、いつもより早めの日程でヴィラヴィセンシオの白ぶどう区画からスタートし、5月10日、カルメネールの収穫で終了しています。マイポ地区においては3月26日にスタートし、5月17日に終了しています。2017年と比べると平均10〜15日ほど遅めでしたが、概ね例年どおりの日程です。果実成熟期の終盤にあたる12月から2月には比較的低めの気温が続いたため、みずみずしい風味が損なわれることもなく、ぶどうはゆっくりと熟度を進めました。これはチリにおいては珍しい状況です。その後も絶好の天候に恵まれ、フェノール成分も最適レベルにまで達し、良好な流れの中で収穫のスタートを切ることができました。
2018年のワインにはこの時期すでに将来性の高さが感じられます。凝縮感はもちろん、素晴らしい果実味。ニューワールドのパワフルさとオールドワールドのフィネスとの見事な融合を是非お楽しみください!

育成・熟成
育成・熟成期間は12ヶ月。25%新樽、75%1回使用樽。
ぶどう品種
チリでは含有率が最低75%を占めていれば単一品種を名乗れますが、このワインは厳密な意味での単一品種にこだわっています。丸みのあるタンニンを含むカベルネ・ソーヴィニヨンは、バランスの良いワインの原料に最適です。カシス、ペッパー、リコリスが香ります。熟成ポテンシャルにも優れ、時とともにストラクチュアはさらなる丸みを帯びるでしょう。
テイスティングコメント
カシス ; スパイス ; 濃厚 ; 果実味
外観
香り
濃厚で鮮やかな果実が印象的な、複雑かつ上品な香り。野イチゴ、チェリー、カシス。バニラの甘いノートもほのかに香ります。
味わい
非常に上質なアタック。凝縮感とともに酸味のバランスも素晴らしい。タンニンは絹のようになめらかで密。完熟黒果実やグリオット種チェリーのノートが広がり、複雑性に優れた個性あふれる風味が楽しめます。バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社がお届けする厳選カベルネ・ソーヴィニヨン。複雑性とたくましさが印象的な、まさに自信作ワインです。