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2022
2021
2020
2019
2018
2017
2016
2021 年ヴィンテージ
2021年は総じて優れたヴィンテージ
変化に富んだ天候が印象的だった1年です。夏季シーズンには幾度か降雨に見舞われましたが、畑の衛生状態に大きな影響は出ていません。 1月は暖かく、2月および3月は過去数年の平均値より涼しく、そして4月は温暖な天候続きと、気温に関しても変動の大きなシーズンでした。
ヴェレゾン(着色)は長期間かつ均質に進み、果実はゆっくりと成熟しました。その結果、たっぷりとアロマを含む、凝縮した風味のぶどうに仕上がっています。
2021年は天候に悩まされることの多かった1年ではありましたが、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社が誇る栽培・醸造スタッフたちの確かな専門知識に助けられ、さらに最良の灌漑方法を選択し収穫時期を的確に判断することで、優れた畑の管理に成功しています。収穫された果実は上質なストラクチュアとエレガントさが印象的な味わいで、テロワールの魅力が存分に引き出されています。
育成・熟成
80%のワインはオーク材の樽内で、その他20%はステンレスタンク内でボトリングまでの10ヶ月間育成・熟成を行なっています。
ぶどう品種
チリの単一品種基準が75%にとどまる中、100% 単一品種にこだわったワインです。シラーはハイクオリティワインの原料として知られ、深みのある味わいと、時間とともに成熟するタンニンをたっぷり含んでいます。
テイスティングコメント
フレッシュ ; エレガント ; ブラックチェリー ; スパイス
外観
輝きのある濃い赤ルビー色。真紅の光沢。
香り
深みと濃さのある果実香。ブラックベリーやカシス、赤系果実(クランベリー)、ピンクペッパーコーンを思わせるスパイス香。樽内熟成からもたらされるバタースコッチやスギのノートが優しく香り、すべてが巧みに交じり合っています。
味わい
アタックからボリューム感があり、バランスのとれた酸味と上質なストラクチュアが印象的です。果実のアロマ(カシス)とスパイスのニュアンスが余韻まで長く香ります。
2020 年ヴィンテージ
2020年の収穫は、シーズン通して干ばつとも呼ぶべき状況が続き、平均気温も2019年を若干上回る数値だったものの、結果的には成功裏に終わったと言えるでしょう。
果実成熟期に一滴も雨が降らなかった点はこの年の特筆すべき事象です。
2020年収穫時期には気まぐれな天候に悩まされましたが、バロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社のぶどう栽培担当者および醸造担当者らの専門知識、的確な灌漑技術、収穫適期の決定、それらのおかげでぶどう畑では非の打ち所がない管理環境が維持できています。その結果、アロマ、ストラクチュア、そしてエレガンスの調和が見事な、テロワールの魅力が存分に引き出された味わいに仕上がっています。
育成・熟成
80%のワインはオーク材の樽内で、その他20%はステンレスタンク内でボトリングまでの10ヶ月間育成・熟成を行なっています。
ぶどう品種
チリの単一品種基準が75%にとどまる中、100% 単一品種にこだわったワインです。シラーはハイクオリティワインの原料として知られ、深みのある味わいと、時間とともに成熟するタンニンをたっぷり含んでいます。
テイスティングコメント
ブラックチェリー ; スパイス ; みずみずしさ; エレガンス
外観
非常に濃厚な赤ルビー色、濃い深紅の光沢。
香り
リコリス、ラズベリー、クランベリーを思わせる濃厚で果実味たっぷりの香り。アーモンドなどのナッツ類やホワイトペッパーを思わせるスパイシーなアロマも感じます。樽内での育成・熟成からもたらされるバニラ、ペストリー、刻みタバコのほのかなニュアンスと交じり合っています。
味わい
上質なボディとボリュームのある素晴らしいアタック。酸味のバランスとストラクチュアが秀逸。リコリスを思わせる果実感たっぷりのアロマとホワイトペッパーのニュアンスは、長い余韻が印象的な後味まで香ります。
2019 年ヴィンテージ
2019年は極めて高温で乾燥した天候に恵まれ、ぶどうは最適な熟度に達することができました。
降水量は平年より少量でほぼ冬季に集中。気温は平 年に比べてやや高く、ぶどうの生育に理想的な条件 が整っていました。その結果、アロマはもちろんフェノール成分も最適に熟したぶどうが収穫できています。
例外的ともいえる好条件のもとで順調に果実凝縮が進み、同時に風味のバランスと上品さも保たれました。テロワールのアイデンティティを純粋に表現したワインが誕生しています。エレガントでシルクのようななめらかさ。チリのおおらかさとたくましさを形どっ たような美味しさのワインです。
2019年ヴィンテージは傑出した長期熟成能力を誇 り、チリの偉大なヴィンテージのひとつに数えられます。
育成・熟成
80%のワインはオーク材の樽内で、その他20%はステンレスタンク内でボトリングまでの10ヶ月間育成・熟成を行なっています。
ぶどう品種
チリの単一品種基準が75%にとどまる中、100% 単一品種にこだわったワインです。シラーはハイクオリティワインの原料として知られ、深みのある味わいと、時間とともに成熟するタンニンをたっぷり含んでいます。
テイスティングコメント
ブラックチェリー ; スパイス ; みずみずしさ; エレガンス
外観
非常に濃厚、輝きと深みのあるスミレ色。
香り
熟したブラックチェリー、リコリス、ピン クペッパーを思わせるスパイス香。それらが深く濃く香ります。オーク樽内での育成・熟成からもたらされるペストリーのニュアンスと交じり合っています。
味わい
バランスの良い酸味がアタックから感じられ、ボリューム感たっぷり。タンニンは存在感を発揮しつつも上品でエレガント。ドライフルーツやリコリスを思わせる果実味が後味まで続き、長い余韻と素晴らしい酸味が楽しめます。
2018 年ヴィンテージ
2018年ヴィンテージは絶好の天候に恵まれ、果実のみずみずしさをそのまま保った、素晴らしい熟し具合のぶどうが収穫できています。
収穫は 2月23日、いつもより早めの日程でヴィラヴィセンシオの白ぶどう区画からスタートし、5月10日、カルメネールの収穫で終了しています。マイポ地区においては3月26日にスタートし、5月17日に終了しています。2017年と比べると平均10〜15日ほど遅めでしたが、概ね例年どおりの日程です。果実成熟期の終盤にあたる12月から2月には比較的低めの気温が続いたため、みずみずしい風味が損なわれることもなく、ぶどうはゆっくりと熟度を進めました。これはチリにおいては珍しい状況です。その後も絶好の天候に恵まれ、フェノール成分も最適レベルにまで達し、良好な流れの中で収穫のスタートを切ることができました。
2018年のワインにはこの時期すでに将来性の高さが感じられます。凝縮感はもちろん、素晴らしい果実味。ニューワールドのパワフルさとオールドワールドのフィネスとの見事な融合を是非お楽しみください!
育成・熟成
6〜8ヶ月、1回使用済みの樽内で育成・熟成後にボトリングしています。
ぶどう品種
チリでは含有率が最低75%を占めていれば単一品種を名乗れますが、エスクード・ロホ・レゼルヴ・シラーは厳密な意味での単一品種にこだわっています。シラーは、深みのある素晴らしい風味とタンニンの豊かさを特徴とするぶどう品種で、時とともに美味しさを増す高品質ワインの原料として知られます。
テイスティングコメント
黒果実 ; ペッパー ; フレッシュ ; エレガント
外観
輝きと深みのある紫色
香り
非常に濃厚で果実味たっぷり、複雑な香り。熟したプラム、フローラル(スミレ)、リコリスのアロマが香ると同時に、ホワイトペッパーを思わせるスパイスのノート、そして樽からもたらされるバニラやコーヒーの甘いニュアンスが交じり合っています。
味わい
風味たっぷり。アタックはみずみずしく芳醇で、非常に上質。ボリューム感と酸味のバランスが素晴らしい。タンニンはたくましく、それでいて繊細かつエレガント。含みには果実、スミレ、リコリスが調和よく香ります。後味は余韻も長くエレガント。マイポ・ヴァレーに育つシラー特有の優美さあふれる味わいです。
2017 年ヴィンテージ
2017年ヴィンテージは極めて暑く乾燥した天候に恵まれました。その結果、ぶどうは最適な熟度に実ったばかりでなく成熟は短期間で進み、異例の早さで収穫を迎えました。かなりの早熟ヴィンテージです。
平年より降水量は少なめでしたが、植物の生育に合わせて理想的なタイミングで雨に恵まれました。また、年の平均気温は過去10年を上回る高い数値を記録し、地中海っぽさあふれるスタイル、これが2017年ヴィンテージの特徴です。
風味ゆたかでパワフル。それでいてビロード感と絹のようななめらかさが印象的なヴィンテージです。
チリワイン特有のアイデンティティは特に果実味に生かされています。中盤の凝縮感、複雑性や濃醇さ… テロワール独自の個性あふれる仕上がりです。
長期熟成のポテンシャルも申し分なく、2017年はチリワインにおける偉大なるヴィンテージの仲間入りを果たすでしょう。
育成・熟成
6〜8ヶ月、1回使用済みの樽内で育成・熟成後にボトリングしています。
ぶどう品種
チリでは含有率が最低75%を占めていれば単一品種を名乗れますが、このワインは厳密な意味で 100 % 単一品種にこだわっています。シラーは、深みのある素晴らしい風味とリッチなタンニンをもたらすぶどう品種で、時とともに美味しさを増す上質ワインを生み出します。
テイスティングコメント
黒果実 ; バニラ ; フレッシュ ; エレガント
外観
濃厚な赤色。紫かかった光沢。
香り
ファーストノーズには黒果実(ブラックベリー、カシス)の上品なノート。エアレーション後には樽香およびブラックペッパーがほのかに香ります。
味わい
丸みのある芳醇なアタック。香りでも感じた黒果実の風味が印象的。
中盤にはシラー特有のタンニン・ストラクチュア。ボリューム感が素晴らしく、ブラックペッパーおよびグレーペッパーの上品なノートが全体を引き立てています。
後味の余韻は素晴らしく、含みに残るたっぷりの果実味とトーストパンのほのかな香りが印象的です。
2016 年ヴィンテージ
2016年ヴィンテージはとにかく絶好の天候に恵まれた 1年で、優れた特性を有するハイレベルなワインが生み出されています。
降水量は平年値を大きく上回り、しかも雨が秋季に集中するという実に異例な状況でした。このような天候の影響を少なからず受けて、例外的に海洋性気候のニュアンスがもたらされています。生育サイクルの大半を最適な天候条件のもとで 過ごすことができたとはいえ、極めて「テクニカル」なヴィンテージでした。この年の成功の鍵はまさに、畑スタッフの高い技術力とBPHRマイポがこれまで培ってきたノウハウにありました。ぶどう品種ごと、テロワールごと、仕上がりは実に多様。ただ、どれを取ってもバランス、みずみずしい風味、そしてエレガンスが印象的です。2016年は「エル・ニーニョ」の年であり、とりわけ特異なタイミングで雨が降った1年でした。個性的かつ異色のヴィンテージとして今後も語り継がれていくことでしょう。
上述の天候は、果実本来のみずみずしくエレガントな風味を保つには効果的で、これはニューワールドの生産地においては非常に珍しい状況です。
育成・熟成
6〜8ヶ月、1回使用済みの樽内で育成・熟成後にボトリングしています。
ぶどう品種
チリでは含有率が最低75%を占めていれば単一品種を名乗れますが、エスクード・ロホ・レゼルヴァ・シラーは厳密な意味で100 % 単一品種にこだわっています。シラーは、深みのある素晴らしい風味とリッチなタンニンをもたらすぶどう品種で、時とともに美味しさを増す上質ワインを生み出します。
テイスティングコメント
黒果実 ; ペッパー ; フレッシュ ; エレガント
外観
深みのある赤色。紫かかった光沢。
香り
ファーストノーズには黒果実のノートが広がります。エアレーション後はグレーペッパーやトーストパンのほのかなノートが香ります。
味わい
丸みの素晴らしい口当たり。香りでも感じた黒果実のノートが印象的。
味わいの中盤は濃厚でボリューム感に優れ、ペッパーのノートがほのかに広がり、アタックにも感じた黒果実のアロマと交じり合っています。
後味の特に含みには樽が香ります。優美なタンニンによって、煎ったヘーゼルナッツのノートがさらに引き立てられています。
ペアリングについて
プロバンス風牛リブ肉、
または
ラズベリー添えしっとりチョコレートケーキ
ペアリングについて
プロバンス風牛リブ肉、
または
ラズベリー添えしっとりチョコレートケーキ
ペアリングについて
プロバンス風牛リブ肉、
または
ラズベリー添えしっとりチョコレートケーキ
ペアリングについて
赤果実添えモワルー・ショコラ
または
プロヴァンス風トマト添え、タイム風味の骨付き牛リブロース
ペアリングについて
赤果実添えモワルー・ショコラ
または
プロヴァンス風トマト添え、タイム風味の骨付き牛リブロース